本気で旅する男のブログ

カテゴリー: 経済考察

リゾート地がリゾバイターに支払う高い交通費

地方で簡単に若い労働者を雇えないので、外国人の労働者を雇う企業が増えてきています。それも簡単ではないので、都会から若いアルバイトを雇用する「リゾートバイト」が増えてきています。

リゾートバイトの交通費

リゾートバイトは、その名のとおり「リゾート地でアルバイトする」ことです。リゾート地でアルバイトすると、交通費、寮、食事を用意して貰えます。お金を使わずに旅行ができるということで、大学生からも人気になっています。

注目すべきなのは、リゾバが「短期であるほど交通費の賃金に対する割合が高くなる」という点です。つまり、リゾバは短期で行う方が企業が労働者に支払う総額のお金が高くなる(=労働者が大切にされる)ということです。1週間のリゾバで3万円の交通費を貰えば、1週間で6万円を賃金として受け取ったとすれば、その交通費の割合が賃金の半分にもなります。

このように企業側が交通費のコストをかけても人を雇いたい理由は、「現場で人が足りていないから、お金を出してもすぐに人を雇いたい」というものです。田舎では、アルバイトの求人を出しても誰も来ないので、派遣会社に頼るしかない現実があるのです。

会社に依存しない生き方

リゾートバイトを上手に使えば、会社に依存しない生き方の1つとして使うことができます。ただし、リゾートバイトと言えど、年齢が高くなると採用される可能性が減ってしまうことは仕方ないことかもしれません。

企業が必要ない単純労働者

45歳でリストラされる衝撃

40歳ぐらいまでは、単純作業と将来性をかわれて企業が雇用していくのですが、40代になってくると「単純作業をしてくれる人はいらない」となるわけです。企業は、「単純作業でこき使うには、若い労働者の方がいい」と考えるようになります。

45歳で企業から定年を宣告されるとなると、サラリーマンの生活設計は大きく変化することになります。企業の中にい続けて45歳になった、視野の狭い労働者は、ほとんど単純労働しかできないので、若手に交代させられる運命になってしまいます。そうならないためには、自分が単純労働者ではない、若手にできないことができるという証明をしなくてはいけないということになります。

少子高齢化が加速して、若年層が雇用できないようになると、企業は弱寝そうを大量に雇用するのではなくて、中高年を減らす方向に向かうようになってきています。

何のために働いているのか

多くのサラリーマンは、月収の多くを「家賃」のために使ってしまいます。そして、家を買うと住宅ローンのために毎月何万円もの支払いに終われることになり、そのために人生を費やすことになってしまいます。

知識の多角化が進んでいる

今までの常識どおりにサラリーマンをやっていたとしても、40歳を過ぎたら定年退職の圧力を受けることになってしまいます。コロナで日本航空、全日空など優良企業とされた会社でさえ、どんどんリストラの圧力が高まっています。安定という従来どおりの幻想を捨てる必要があるでしょう。

1人暮らしならホテルの方が安い?!

東京都内の1人暮らしであれば、コロナ下でホテル需要が激減しているので、ホテルの方が安い場合もでてきています。ホテル暮らしは、夢でも何でもなくて、現実的に「ワンルームよりも安い」場合が出てきているのです。都心のワンルームは、9万円ぐらいしますが、最安値のホテルのシングルルームであれば、月8.5万円ぐらいで都心に住むことができます。また、10万円も出せば、朝食付きの場所に住めてしまいます。荷物が少なければ、ホテル暮らしは悪くないものです。

ホテル住まいの方が安いにも関わらず、都心でワンルームを借りたがる人が多いのは、賃貸で荷物を置いた方が安定していると信じ込んでいるからです。それは宗教と同じ信仰のようなものです。日本では、居住の自由が保障されており、同じ場所に住み続ける必要などなく、自分が引っ越したいと思う時に引越しができるホテル暮らしは快適です。

家賃のために働いているような人は多くて、それが不動産市場(賃貸市場)を支えることになっています。もはや、ホテルで暮らした方が安いとさえ言われるようになってきています。

知識・情報がないといけない

知識と情報があれば、良い生き方を選択することができます。しかし、その良い生き方というのは、特に都心に全く縁のなかった田舎ものに分かる暮らし方ではないのです。

ダーウィンの進化論でも示されたのは、変化に強くないと生き残れないということです。それは人間も同じことです。人間も変化に強い人が生き残っていくと考えても良いでしょう。

企業の中でも、今までと同じやり方をしていく人たちだけでは、企業は時代の変化に対応できなくなってきています。そういう意味では、とにかく転職を繰り返していたり、多くの場所に旅行に行くようなアクティブな人は、企業を変えていく力があると言えるでしょう。

自分より優秀な人が沢山いる中で

自分よりもレベルが高い人間というのは、世の中に沢山いるものだし、そういう人たちに出会って、どんどん自分のレベルを高めていく必要があります。そういう意識を持っていないと、周囲にダラダラした「意識が低い系」ばかりになってしまうことになります。

優秀な人ほど、もっと優秀な人を求めたがる傾向があります。自分を伸ばすには、優秀な人と出会うことが最も近道であるからです。会社でいかに「最高に優秀」と言われたとしても、外での価値というものは、大したことがない可能性だってある訳です。

実力を伸ばそうとなると転職になる

自分が外で通用するかどうかを試すには、転職するのが一番というわけです。もしくは、自分で会社を立ち上げるのが一番になります。それで転職を選ばない理由の多くは、「自分に自信がないから」ということになりますね。どこでも通用する実力があれば、それは自分で事業をするか、自分を高時給で雇うところに転職するでしょう。

大企業は、業務が細分化されていて、自分のやる業務の範囲が決められています。その中で実力を伸ばそうとすると、限界が見えてくるのは当然と言えるでしょう。それを避けるために、部署の変更、配置転換などもありますが、それで社外にも通用するスキルが身に付くのか多くの人は疑問に思っていることでしょう。

10年もすると技術が古くなる

自分が20代で必死で学んだ技術が40代になって古くなってくると、さすがに社会で通用しなくなるかもしれないという危機感を覚えることになるでしょう。今までは、技術が古くなっても「大企業だから守ってくれる」はずだったんですけど、最近では大企業も45歳になったら退職する勧告を行ってきたりします。

親との同居を選択する人たち

都心の家賃が高いことで、親との同居を選択する人たちもいます。都心に家さえあれば、月10万円のアルバイトでも、貧困層には見えないものです。しかし、実家に同居し続けることは難しいという人も多いでしょう。その場合、実家以外の場所で過ごすことは、高額な家賃を支払い続けないといけない難しさがあります。

楽しいところに人が集まる

楽しいところに人が集まってくるのは、世の中の常であると言えるでしょう。多くのエンジニアがシリコンバレーの方が家賃が高いサンフランシスコのベイエリアに住みたがるのは、そこに住むライフスタイルが楽しいと思えているからです。そうした時代の流れに対応して、多くの企業が「テレワーク」というどこでも働けるようなシステムを導入しようとしています。インターネットが発達した現代において、従業員をオフィスの近くで雇用するメリットは失われているというわけです。

投資しなければ貧しくなる

たとえ投資をするお金がなかったとしても、全く株式の投資でもしなければ、お金を増やす手段を全く持たないことになるので、どんどん貧しくなっていくことになります。しかし、多くの人が「株式投資」に対する正しい知識を持ち合わせていないので、投資を行おうとしません。もしくは、投資する余力を娯楽などに「消費」してしまい、労働でそれを取り返そうとしてしまいます。

労働者として豊かになれないと分かっているならば、今までの考え方を大きく転換しなくてはいけないでしょう。もっと「自分らしい生き方」ができないと、とても稼げない時代になってきているということです。

生きるためのスキルを共有

生きるためのスキルを多くの人と共有していくことは、自分が生存していく上で最も大切であると言えるでしょう。

お金のかからないノマドライフ

キャンピングカーの生活などをしている人の話をきくと、多くの人が「この生活を長く続けることは難しい」といいます。家賃を節約するはずが、結局のところはお金を結構使ってしまったり、車で移動することに疲れて、何かやりたいことができなかったりするというのです。

資本主義における消費選択

資本主義では、消費者がマーケティングに左右されて、消費の選択を行います。消費者は、自由意志を持って消費活動を行います。自分がお金を「消費」することは、誰かにお金が渡ることを意味しています。

消費に対して慎重になる

自分が誰にお金を支払いたいかを考える必要があります。

消費力を持たない消費者

消費者の市場においては、消費力を持たない消費者は無視されることになります。

能力ある人が活躍できない日本社会

今の日本社会は、明治維新前の日本のように身分制度が固定化したような状況が出来上がってしまっています。

薩長は、外国に接することで、いち早く「近代化」したとされていて、その中には「下級武士も含まれていた」と表現するのが良いでしょう。実際には、騎兵隊の高杉晋作のような開放的な考えを持った人が下級武士を上手に使いながら進められたのが明治維新と言えるでしょう。

薩長では、上級武士が従来はできなかったような役割を「足軽」である下級武士に行わせていたという解釈です。その中で、大久保利通のように一部の下級武士は、明治維新後に上級武士以上に力と実力を備えていくことになります。

薩長では下級武士などが活躍できる土壌ができあがっていくことになります。土佐藩などは身分制度が厳しいこともあって、坂本龍馬のように脱藩して外に活躍を求めていくことになりました。

株取引は売買するものではない

個人投資家が「株取引で最も重要なこと」は、売買しないでじっくりと待つことです。そして配当をジワジワと受け取り続けることが大切です。それが「何もしないで儲かる方法」でもあります。

多くの人は、じっとしているのが苦手で売買を繰り返してしまうものですが、それだと証券売買の手数料が沢山かかってしまいます。また、売買を繰り返していると、価格がどんどん上昇していく局面において利益をとれなくなってしまいます。

株式で豊かになる方法は、とにかく優良銘柄を持ち続ける、買い続けることです。それでどんどん豊かになっていくことができます。株式を放置できることは、それだけ「生活に余裕」が必要になることもあり、1つの能力であると言えるでしょう。

損切りすることの重要性

株式を購入する前に良く調査を行って、業績が悪い株式を購入しないことが大切になります。業績が悪い株式は、株価がどんどん下落していく傾向があるので、そのような株式は、早めに「損切り」をした方が良いでしょう。業績に違和感がある株式の株価は、どんどん下落していくものです。

株主優待を活用する

株主優待を上手に活用することで、株式の利回りを上昇させることができるようになります。株主優待を出さないで配当を出せ!という株主もいるかもしれませんが、基本的に株主優待は、個人株主の方に有利なようにできているのです。個人株主の総合利回りは上がりますが、機関投資家の利回りはあがらないのです。つまり、株主優待を活用することで、個人株主は、機関投資家より有利になることができます。

セブン銀行の将来性は?

セブン銀行が稼いでいるのは、主に全国にあるセブンイレブンのATM手数料です。ATM手数料業務は、1回あたり100円以上と高額の手数料が取れるので、とても儲かるシステムです。ただし、顧客の側からすると、ATMを使うだけ手数料がかかるので、なるべくATM利用を減らしたいというのが本音でしょう。

セブン銀行の強み

セブン銀行の強みは、オンライン銀行なので「支店を持たない」ことでコストを削減する一方で、セブンイレブンという全国のコンビニにATMを設置できるという強みがあります。コンビニのほぼ全てにATMを設置していることで、ATM設置台数は25,000台を超えています。この数は、ゆうちょ銀行に次ぐ全国第2位の数です。

このATMが全国に整備された強みをどのように今後のビジネスに活用していくかということがセブン銀行が成長できるかどうかのポイントになるでしょう。そもそも、セブン銀行自体がキャッシュレス決済を導入しないのか?という疑問もあります。もし、キャッシュレス決済を導入した場合、自分たちが自分たちのビジネスを減少させる結果になります。

*セブン銀行のHPより引用

コンビニは全国どこにでもあるので、「コンビニでお金を引き出す」というのは、今では普通のことになっています。そして、多くの場合に100円以上の手数料がかかります。セブンイレブンのビジネスは、この手数料ビジネスを主体にしています。

この全国に整備されたATMを頼りにする提携金融機関も多いので、提携金融機関からの手数料も大きな収入源になります。セブン銀行も、全国の金融機関615社と提携しているということです。地方の銀行は、ATMをセブン銀行に委託する動きも見せています。地方の銀行が自社でATMを管理するのは大変なので、セブン銀行がATMビジネスを受託するという動きは、セブン銀行の新しいビジネスモデルになりえるでしょう。

倒産の危険性は極めて低い

セブン銀行は、財務も健全で、セブンイレブン系列ということもあって、倒産の危険性は極めて低いと言えるでしょう。ATMで利益率が低下しているとはいえ、さすがにATMがすぐになくなるようなこともないので、しばらく(あと20年以上)は稼ぎ続けると想定できます。

現金チャージ機としてATM

急速に普及していくキャッシュレス決済の現金をチャージするためにATMが利用され始めています。キャッシュレス決済が進むと、ATMを利用する機会が減少すると言われています。現金のチャージをオンラインで行ったりすることができるので、ATMを利用しなくて良い人が増えるからです。

セブン銀行の利益が伸びていない

セブン銀行の将来性が心配なのは、その利益が伸びていないことです。10年前から全く営業利益が伸びておらず、本業が伸び悩んでいることが分かります。このままATMビジネスが衰退していけば、利益がなくなる日も来るのでは?と思われてしまいます。

株主還元で配当性向49.9%

配当性向は、平均で30~40%とされているので、セブンイレブンは、他社に比べて高い配当性向であると言えるでしょう。株価が下落していることもあり、利回りが上昇傾向にあります。

長期で配当を受け取り続けられるのであれば、投資を放置しておくだけで、それなりに儲かると言えば儲かりますね。今後の成長を期待できる銘柄というよりは、もう成熟したビジネスモデルで稼ぐという段階のビジネスです。

セブン銀行のATM活用

セブン銀行の将来性で気になるのは、ATMをどう活用するか?ということです。セブン銀行は、顔認証を進めたりしていくとしていますが、その方向性は何か違う気がしますね。

ATMは、その維持・管理に1台年間数百万円もかかるとされています。その維持・管理は、セブン銀行のように全国に店舗を持つようなコンビニでないと難しい現実もあります。その代わり、1回当たりの手数料は、100円~150円という高単価であり、稼働率が高ければそれなりに儲かるビジネスでもあります。ATMの利用件数は減少傾向にあり、既に1台あたり1日100件の利用を割り込んでいます。低金利の中であまりに手数料が高いので、ATMの利用頻度を抑える傾向があるのです。

セブン銀行が爆上げするには?

セブン銀行が爆上げするためには、セブン銀行自体がベンチャー化して、次々と新しいビジネスを考えていく姿勢を見せることです。今の経営陣はそれがとても無理そうなので(無難にサラリーマン経営してればいいと思ってるようにしか見えない)、経営陣を刷新して、新しい経営陣のもとでベンチャー化して株価をあげる方向が求められます。それを親会社であるセブンイレブンが必要とするかどうかですね。その方向性は、株主であるセブンイレブンが決めることです。

株価が下落しているのは、こうした経営陣に対する期待感の薄さを示しています。

サンマルクの株主優待カード

サンマルクの株主優待

株主優待カードで人気なのは、サンマルクの株主優待カードです。こちらは、株主優待カードを提示することで、20%の割引きが受けられるというものです。サンマルクは、どんどん出展して拡大路線だったのですが、2018年頃から業績が悪化して株価が下がり始めています。

サンマルクの優待は、20%割引であり、何度も通わないとと恩恵を得られないものです。そのために、株価が低迷したとしても、この株主優待は簡単に廃止されないものだと思われます。ただし、20%引きではなくて10%引きなどになる可能性はあるかもしれません。

10万円を割り込むような株価になれば、かなりお得感が高いものになるでしょう。メルカリで売られている相場は、2000円~2500円ぐらいです。10万円で利回り2.5%と考えると、そのぐらいが適正価格かなと思います。また、優待カードの売却価格も、個人株主の数が増えて、株価が下落しているのでジワジワ下がってきています。近い将来は、20%優待券が1500円ぐらいで取引きされるかもしれません。とにかく、株主優待それ自体もそれほど価値を持つものではなくなってきてしまったのです。

サンマルクの現在の株価は、ここ10年で最低水準1600円ほどになっているので、多くの株主は、かなりの損失を抱えていることになります。2021年5月に第三者割当増資などで約70億円調達するということで、株価下落を招いています。2009年の1145円を割り込むかどうかが焦点になります。私は割り込むと思ってます

近くにサンマルクの良いお店があって、頻繁に利用する人は、株主優待カードがかなりの威力を発揮するはずです。特に2人で訪問した場合、2000円食べると400円引きを享受できます。カフェ・サンマルクだけではなくて、鎌倉パスタ、神戸元町ドリアなどで使うことができます。。

私はサンマルクはほとんど行かないのですが、インターネット上では、従業員のアルバイトの質が低下していることを懸念する声があります。お店に社員が1人もいなくて、アルバイトだけでお店を回しているとインターネット上でアルバイトの人が書いています。お店が混雑しているのに従業員の数が足りていないこともあるということです。アルバイトに対する締め付けは厳しいようです。

サンマルクは、20%引きなら行く気持ちにもなりますけど、普通の価格なら高すぎて行けないです。消費税も10%に上げられて、庶民がカフェで大きな消費をできなくなっているんですよね。

ファミレスは、単価が高くなっていますが、ガスト&ジョナサンは、電源&Wifiを整備するなどして満足度を高めるように努力してきたんですね。そのようにファミレスが満足度を高める中で、サンマルクが「時代遅れ」になってきているのかもしれません。コンビニのカフェをイートインで飲めば、100円でカフェを楽しむことはできるので、高額のカフェに「それ以上の価値」を求めるようになってきるのです。

朝食の質が低い

サンマルクで提供している朝食は、サンマルクが得意とするパン&コーヒーですが、それは「きちんと朝食をとりたい」という需要に応えられていません。340円(+税)で確かに値段だけ見れば安いのですが、それで朝食を済ませられるとはとても思えません。きちんとした朝食を食べようと思えば、350円(税込み)ですき家の「まぜのっけ丼」の方が明らかに良い気がします。

コーヒーとパン1個で朝を乗り切ろうとする人はどれだけいるんでしょうね?もっとサラダを食べたい、ヨーグルトを食べたいと思う人が多いはずですよ。それが8割ぐらいの人の需要だと思います。

高級パフェを普段食べるのか?

ベーカリーレストランサンマルクは、2020年になって閉店が相次いでいます。フレッシュマンゴーパフェなどは、税込み1200円で販売されていて、凄く良い商品であることは町がないのですが、これを普通のお店で食べた満足度がどれだけか?ということえすね。少なくとも、サンマルクはトロピカルなイメージではないですね、需要を間違えているとしか思えません。

お金を使うならば、サンマルクではないのです。カフェに行くのは日常であり、多くの人は日常でお金を使いたいと思っていないのです。日常ではなくて、非日常の体験にこそお金を使いたいと思っているのです。

個人の株主優待と言えばイオンラウンジ

個人投資家が機関投資家に勝つためには、長期保有して配当を受け取り続けるか、株主優待などで利回りを上げていくのが良いでしょう。

イオンの株主優待カード

個人の株主優待で大人気なのが「イオンラウンジ」です。イオンの個人株主を優遇する姿勢が雑誌などで大々的に取り上げられるようになると、イオン株を購入する個人が急増しました。イオン株主は、株数に応じて数%のキャッシュバックがあったり、全国のイオンにある「イオンラウンジ」が使えてしまうのです。

イオンが個人株主のために用意した無料で使える休憩所「イオンラウンジ」は、個人株主がどんどん増えて人気になったので、行列ができるようにまでなりました。田舎の地方都市なら株主がそれほど多くないからいいのですが、個人株主が多い都会になると、週末になると「イオンラウンジに行列」です。

イオンのラウンジを利用するためには、イオンの株を100株保有(イオンオーナーズ)しているか、イオン北海道の株を500株保有(株主様カード)しているか、イオン九州の株を100株保有(お客様株主カード)している必要があり、現在の株価だと20~50万円ほどの資金が必要になります。以前から株主になっていた人は、割安にイオン株主になれています。または、イオンで100万円以上の買い物した人がゴールドカードで入ることもできます。

イオンラウンジ(イオンラウンジ一覧)は、存在する地域が限られているので、特にイオンラウンジに居住している人は、イオン株主になるとその特典をフル活用できるようになります。近所にイオンラウンジがある場合には、毎日のようにイオンラウンジに行くこともできます。岩手・盛岡には何と2ヶ所もイオンラウンジがあるので、盛岡市民ならイオン株主になる効果はかなり高そうです。逆に神奈川などには、人口の割りに5ヶ所しかありませんので、イオンラウンジにいけない人も多そうです。

1株の株主優待の活用

1株で株主優待を行っている企業を活用すれば、少額でお得にサービスを受けることができます。

オリックスカードを手に入れる

オリックス株主は、1株(時価1900円)でも持っていると「オリックスカード」を得る事ができます。このオリックスカードは非常に強力で、水族館・ホテルなどが10%引きで入場できるのです。

京都水族館・すみだ水族館・新江ノ島水族館の入場料金が10%OFFになるのです。チケット窓口で株主優待カードを提示するだけです。
(*ウェブで20%割引のクーポンをゲットした方が安い場合もあります)

ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾートのレストランが10%引きになります。日本国内では、ダブルツリー系は沖縄にしかないので、沖縄に行ったら宿泊したいところですが、レストラン10%引きはいいですね。レストランでの割引はここだけになります。

ホテルの割引きは、インターネットで販売されている価格より10%~20%ほど安い感じです。オリックスカードを保有しているだけで優待を受けられるので、オリックス株は絶対に保有しておいた方が良いと言えるでしょう。

30%引きで引っ越しできる

安く引っ越しを行うための方法は、サカイ引越センターの株主優待を使う方法があります。3月末に株主登録してあると、30%の引っ越し割引券が送られてきます。1株6000円ぐらいなので、単身引っ越し3万円だとしても、元が取れてしまう計算になります。

施設入場を安くする

キッザニア
ジャパンベストレスキューシステム(2453)を保有しておくことで、「キッザニア」に20%の割引き優待券を貰うことができます。

三菱マテリアル
全国の金山・銀山の入場無料券が貰えます。普通に入場すると入場料が1000円するところを無料で入場出来て、5名まで使えるので、最大5000円もお得に入場することができるのです。

NEW ART
軽井沢のニューアート美術館の入場無料券が貰えます。大人1200円もするものが無料になりますので、かなりお得です。

三菱重工(隠れ優待)

  • 三菱みなとみらい技術館(横浜)×4人分(500円×4人)×2枚
  • 静嘉堂文庫美術館(二子玉川)×2人分(1,000円×2人)

この優待券は、株主通信に添付されているので1株から貰えます。どちらもアクセスが良いので、特に神奈川に住んでいる人に保有して欲しい株式です。

三菱商事(隠れ優待)

  • 3月末:東洋文庫ミュージアム(文京区)×2枚
  • 9月末:静嘉堂文庫美術館(世田谷区)×2枚

    どちらもアクセスが良い場所にあり、無料ならばデートスポットにもいいですね。

フジテレビ(隠れ優待)

  • フジテレビ本社の球体の展望室の無料券(8名)

フジテレビの隠れ優待券は、何と入場料700円が8名まで無料になるというものです。700円で4人で行ったとすれば、2800円ですから大きいですね。1株でも持っていれば付いてきます。

レストランの割引券

パソナグループ
パソナが運営する淡路島のレストランの30%優待を受けることができます。

買い物のポイント

ビックカメラ
中間決算の冊子に3%ポイントアップする券が付いてきます。

コジマ
中間決算の冊子に3%ポイントアップする券が付いてきます。

低位株の株主優待

ヤマダホールディングス
ヤマダ電機で使える優待を貰うことができます。とても実用的に使える金券なので、個人株主に人気があります。

サノヤスホールディングス
パレットタウン大観覧車の乗車券(2枚)を貰うことができます。パレットタウン大観覧車に行くとすれば、1人1000円なので高い利回りを実現できます。

極楽湯
全国の極楽湯に入場できるチケットを得る事ができます。全国で使えるので、とても実用的なチケットと言えるでしょう。

カラオケ鉄人
100株保有で500円券×5枚が貰えます。権利確定日は8月末で、株主は330円のカード発行料も無料です。枚数・人数制限もなく使えるのでお得です。カラオケ鉄人がある場所(東京・神奈川・千葉)に居住している人にとっては、かなりお得です。友達に配る関連カードも10枚も同封されてきます。2500円分でカラオケルーム代金、飲食にも使うことができます。

カラオケ鉄人は、カラオケルームをテレワークで使える「テレワークパスポート」もあるそうなんですけど、何とそのプランにも優待を使えるそうなんです!「サブスクリプション」という定額制度です。電源・Wifiがあり、ゲームしても、寝ても問題ありません。業績が不振で株主優待を廃止するという見方もありますが、2017年まで出されていた配当が2018年から「配当が出ない状況」となり、ここで株主優待も廃止すれば、個人株主が一気に売りに走り、株価が暴落することが考えられます。カラオケ1本で保っているので、安易に優待は廃止できないでしょう。ちなみに、同業者だったシダックスは、既にカラオケ事業から撤退しました。もはや、鉄人化計画は、カラオケ企業からテレワーク企業に変貌したのです。1号店が「溝の口店」なので、神奈川の田園都市線沿いに相性が良いと言えるでしょう。

テレワークパスポートの価格は、通常価格はドリンクバー付きで、各1980円で3回、2980円で10回、3980円で30日使い放題(税抜)であり、SNSでシェアすれば、各1480円、1980円、2480円(税抜)だったのですが、これが人気となり、今では2178円、4378円、5478円(税込み)に値上げされています。

創業家の日野洋一さんは、債務超過に陥った鉄人化計画に15億円を融資するなど、まだまだやる気満々なので、創業者がここまでやる気なら乗り切れるのでは?と思ってしまいますね。ただし、発行済株式数820万株に対して540万株を新規発行。65.8%の希薄化を伴う増資になりました。増資するにも限界があるので、どこかで業績を反転させていかないと状況が厳しくなってしまいます。日野洋一さんの資産管理会社であるファースト・パシフィック・キャピタルは、62.1%を保有して完全に経営権を持っています。

コシダカホールディングス

カラオケ鉄人と違い、温泉施設も経営して、海外にも進出するなど多角化経営を進めています。優待券は、100株で2000円、(3年保有で4000円)と、長期保有が有利なようになっています。コロナで株価が下落したので、5万円ぐらいであれば、買いに入ると高い優待利回りを期待できます。

鉄人化計画を保有するのであれば、コシダカホールディングスも同時に保有しておくべき銘柄であると言えるでしょう。この優待券は、利用出来る施設は『カラオケのまねきねこ』『ひとりカラオケ専門店ワンカラ』『まねきの湯』『ランプの湯』で、『入会金』『入館料』『ルーム代』『飲食代』に利用できます。カラオケをしない人でも、利用の用途が広いということになります。

1枚1000円券で1回5000円までの利用制限があります。この使い勝手が良い株主優待は、オークションを利用すると半額~6割ぐらいで手に入れることができます。東京であれば、都営新宿線の船堀に「東京健康ランド 招きの湯」があります。10:00~翌朝9時まで楽しめるパックが平日 3,650円、土日祝 3,750円です。食事を入れても5000円あれば十分ですね。

株主優待の注意点

株主優待は、毎年の楽しみとして利用することができます。注意しなければいけないのは、優待目的に株を買うと、高値で買って損をする可能性があるということです。(株)アトムは、780を付けていて、優待利回り5%にも達していますが、株価が上がり続けている時に買うと損をする可能性があります。

株式併合に注意

株式が併合されると、1株だけ持っていると、端数になって株主としての権利を失う場合があります。特に大手の企業で株価が低い企業は、1株株主などが増えて事務手数料が増えることを嫌う大企業などが株式併合することが良くあります。株式併合が通知されたら、高い手数料がかかっても、早めに証券会社を通じて売却した方がいいでしょう。

サンマルクの赤字

サンマルクは、2021年3月期(連結)が67億7,300万円の赤字となり、2006年以降初の赤字となりました。売上高・純利益ともに順調に伸ばしてきたサンマルクですが、新型コロナでオフィス近くのカフェが閑散とした状況にあり、大幅に業績が落ち込みました。

一方で、同業のコメダ珈琲は55億1100万円(営業利益)の黒字化にも成功しており、サンマルクがサンマルク35億2800万円の営業赤字を出しているのと対照的です。

コメダは、郊外に店舗を構えることが多くサンマルクなどのコーヒーチェーンと立地の差別化をしています。ブレンドコーヒーは1杯430円ですが、居心地を良くすることで滞在時間を長めにして、客単価をあげることに注力しています。

居心地の良さに対応できてない

カフェチェーンでは、スターバックス、コメダが勢いを伸ばしているのに対して、サンマルクカフェは、出店が400店舗から伸びずに失速しています。安いコーヒーをその場で飲むという目的を果たすだけであれば、コンビニの100円コーヒーでイートイン、マクドナルドの100円コーヒーと競合してしまいます。

従業員教育などが微妙だという声もネット上でよく見られていて、料理の提供時間が遅かったり、料理が出てこなかったりと、従業員の質の低さが指摘されています。どのファミレスでも従業員の質の低さは問題になっています。働く人がいないので、「面接に来たならば、誰でもいいから採用する」という状況になっているのです。日本の少子高齢化が加速していることによる人手不足は、他国に見られないほど深刻なものになっています。

低賃金で継続して働いてくれる人材に何も期待することができません。この人材不足の問題は、2016年頃には既に表面化し始めていましたが、年を追うごとにいよいよ深刻度を増してきています。

パンを買うと高いと感じる

サンマルクカフェは、パンを売りにしており、それで客単価をあげるようにしています。それで業績を伸ばしてきたのですが、それがお客の需要とずれが生じるようになってきた可能性があります。サンマルクのランチセットは、パン、サンドウィッチ、コーヒーのセットなんですけど、パン2つは要らないよなと思ってしまいます。

パンというのは、日本人の主食にならないものですので、パンはお菓子の扱いです。それが時代にあっているか?ということなのです。ターゲットが若い男女であれば、価格設定を抑えて「お得感」を出さないといけません。サンマルクは、客単価が高すぎるので、若い男女が入りたがらなくなっていると予想します。1回カフェに入ると500円以上の支払いになる店舗は、なるべく避けたくなります。顧客の節約志向が強くなると、今まで高単価を目指してきたお店が売れなくなるのです。

2015年94店、2016年93店、2017年68店舗、2018年63店舗と、ペースが鈍化していきました。日本人の消費力が落ちるのにあわせて、高価格帯のカフェから足が遠のくことになっていったのです。特に若い人ほど金がないですからね。

ファミレスと競合している

ファミレスのコーヒーの質があがり、さらにガスト&ジョナサンでは電源・Wifiも付くようになったことで、ガスト&ジョナサンは「安くて心地良い空間」を提供できるようになってきています。パソコン広げて3時間ぐらい仕事しても、何も言われることはありません。今のファミレスは、まるでサブオフィスのように使えるのです。でも、コーヒー店は、単価が高いのにそんな使い方ができません。

サンマルクは、高所得者層が行く場所ではなくて、低所得~中所得の人が行く場所なので、その層に合わせた価格帯にしなければ客が入らなくなるのです。

株主優待で20%割り引き

サンマルクは、株主優待を使うことで、多くの店舗で20%割引きを受けることができます。これが個人株主にとにかく大人気で、多くの個人株主がサンマルクの株を持っている訳です。

今の株価は、2012年以降で最も低い株価になっていて、新株発行による70億円の増資を行った結果、1株当たりが薄くなって株価の下落を招いてしまいました。4000円を超えていた株価は、今では1600円になっていますので、投資家の損失も少なくありません。

1年間にサンマルクで1万円消費したとすれば、20%の割引は2000円ぐらいです。大きな損失を抱えた投資家にとって、この金額は微々たるものでしょう。実際、サンマルクの株主優待は、メルカリで2500円ほどで売買されています。

株価が1600で100株=16万円で2500円の優待なので、優待利回りは、1.56になります。適正株価を優待利回りから考えると、1000ぐらいが妥当と言える数字になるでしょう。

カリスマ社長の死去

サンマルクを30年で全国チェーン店に押し上げた片山直之さんが2018年8月に60歳という若さで死去してしまったことで、サンマルクがさらに厳しい状況に追い込まれています。

問題点はいくつか指摘されていますが、オペレーションが満足に行えていない店舗があったりするなどして、既存の店舗が顧客満足度があがらず、新規の出展も行き詰まりを見せているということです。既存店で稼ぐことができないと、資金に余裕がなくなるので、新規出店もできないわけです。

オペレーションがヤバイのはサンマルクに限った話ではなくて、ラーメン店の日高屋はカフェ以上に「誰も採用できない状況」なので、外国人ばかりになっています。