登山サークルは、仕事が忙しい中で膨大なエネルギーを費やす必要があるので、かなり時間がないとできない活動になります。特に登山の行動計画を立てることは、それなりに責任が伴うことになるので、簡単にできることではありません。

立ち上げから試行錯誤が続く

立ち上げから半年~1年ぐらいの間は、試行錯誤で運営することになるでしょう。1年ぐらい運営してみないと、サークル運営を軌道に乗せることができません。先ず、多くのサークルは、立ち上げてもメンバーが集まりませんし、メンバーが集まっても、ほとんど活動休止状態のサークルも数多くあります。

立ち上げから半年~1年ほど試行錯誤して、サークルの方向性を決めて、その方向性に沿った形で人集めを行っていくのが良いでしょう。

最も人が集まりやすいのは、初心者をメインとした低山登山になりますが、それだと「ほとんど初心者向け登山」ばかりになりますし、夏場の暑い時期に低山登山を中心にするのは、熱中症の危険などもあってオススメできたものではありません。

運営者の腕の見せどころ

社会人サークルは、ほとんどが無償でサークル運営をすることになります。ウェブサイトの更新、新規メンバーの募集、メンバーの連絡、日程の調整、登山計画の策定など、行うべきことはとても多いです。この膨大な手間をさばくには、相当のパワーが必要になります。それを無償で行うためには、かなりの工夫が必要になります。その工夫は、「超効率化」というノウハウになって蓄積することができます。

社会人サークルでは、年齢層にも幅があり、さらに個人によってサークルに対する温度差も違います。沢山の部員を抱えたところで、円滑に運営ができなければ、全く意味がなくなってしまいます。人数が増えるほど、そのメンバーに配慮したサークルにする運営難易度が高くなります。

メンバーが増えていく問題点

参加メンバーが少ないうちは、「メンバーを集める段階」で苦労します。逆にサークルメンバーが増えてくると、休眠するメンバー、活動中に迷惑をかけてくるメンバーなどに悩まされることになります。参加メンバーが「面白い」と思ってくれる活動を展開できないと、リピーターが減って、ますますつまらない活動になってしまいます。

メンバーが増えると、それだけサークル活動を増やさなくてはいけませんが、登山サークルは金がかかり、そんなに簡単に開催できるものではありません。結局、近場で皆が参加しやすいような活動を連発することが求められるということになります。

サークルを運営するメリットは、「とにかく大勢の人と知り合いになれる」ことです。メンバーが増えるだけ、普段知り合えない人と会話することができるようになり、大きな刺激を味わうことができます。また、普通であればこれほど多くの女性と知り合いLINE交換しまくる機会もないので、それは大きなモチベーションになります。

参加者はお客様の気分でくる

登山サークルなどで、ガチで登山が好きな人ばかり集めて登山に行きましょう!となると、本当にガチ登山サークルになってしまいます。それでは、登山に関心がある人を集めることはできますが、多種多様な出会いを求めることができません。

社会人サークルでは、運営者が頭を下げる機会が多くなり、参加者は「お客様」の気分できます。登山サークルなどでは、参加者がお金を1円も支払っていないにも関わらず、お客様の気分で来られるのは困ったことです。ただし、運営がそれぐらいのことをしないと、若い女性が集まってこないことも事実です。そもそも、運営費が無料だったとしても、サークル活動に参加するには、交通費・食事代などの実費がかかります。大学生などには負担が大きいと言えるでしょう。

社会人サークルでは、「何で俺が無料でみんなを接待しないといけないんだ?」と思うのは最もなことで、そこにメリットを見出せない人は、社会人サークルを継続することができません。しかし、社会人サークルでサービスを提供することは、多くのメンバーと接点を持てるという非常に強力なメリットがあります。多くのメンバーと接点を持つことができれば、それだけ出会いの数が増えて、自分の人生を豊かにすることができます。孤独は人をどんどん劣化させていきます。それに比べると、社会人サークルで多くのメンバーに囲まれて、人生を豊かにすることができます。

誰でも大歓迎な訳ではない

社会人サークルの運営をしていると、誰でも大歓迎!という訳にはいきません。入部のハードルを低く設定して入りやすくすることは大事ですが、そうするとどうしようもない人が入ってきたりします。ただ受け身でダサい男性がきたりすれば、センスの良い女性は去っていくことになるでしょう。

入部の人を選ぶと「仲良しグループ」が形成されるので、それでは部員は減少する一方になってしまいます。誰でも入れるオープンなものであるべきですが、誰でも入れるオープンなものに抵抗がある人もいるでしょう。

新しい人と出会い成長する

新しい人と出会うことは、自分の成長を加速させることに繋がります。自分と似たような年代・年齢・収入の人と一緒にいることでは、自分を成長させることは出来ないのです。社会人の趣味サークルなどは、自分と全く別のコミュニティに所属する人と交流する機会になるので、多くのチャンスを得ることができます。

何か「自分が出来ること」を社会貢献だと思って自分の時間・お金を使って社会に還元していくことは、自分と社会の結びつきを作る上で大切なことになります

イベント計画の作成

数多くのプランを作成していると、プラン作りも上手になっていきます。また、1度作成したプランは、何度も使いまわすことができたり、反省点を踏まえて修正を加えることもできます。

さらにイベントを開催し続けることで、イベントを開催するスキルを身につけることができるようになります。イベント開催の準備をしたり、イベントを開催したり、イベント開催の反省をすることは、人生経験として自分の生きるスキルを大きく高めることに繋がります。

誰もやりたがらないことに手を上げて、それを進めていく人の所には、人が集まってくる傾向があります。そして、人が集まるところには、人が集まるのです。

知り合いの友達ばかり集まるのは気楽な話ですが、それでは人脈もネットワークも広げることができません。何もしないことは、それは楽なことですが、何もしない人は、何も得ることができないのです。既に仲の良い友人ばかり集まっていたのでは、世界がどんどん狭くなるばかりになります。

主催者は、進行を考える必要があるので、自分が楽しむだけを考えることができません。参加者であれば、計画は「お任せ」で、進行を考える必要がないので楽しい会話に集中すればいいのですが、進行役はそうはいかない現実があります。それでも進行役を引き受けることで、リーダーとしての信頼を得ることができるようになるのです。

無料で開催できるイベントには限界がありますが、その制約がある中で「楽しいイベント」を企画するための手腕を極限まで磨くことできるようになります。

暇人を集める会に面白さはない

サークルがつまらないものになると、暇人ばかりが集まってくるようになります。

暇人を見抜くには、こちらが予定変更したところで、相手が応じてしまう場合です。暇人は、その内容に対するこだわりが薄く、とにかく「やることがないので日程が空いたから参加する」というのが参加の動機になります。そういう人は、ほとんどの場合に楽しい話をすることができません。

自分の中身がスカスカな暇人は、会話が下手であり、自分で会話のネタが少ない(もしくは話が下手で面白く話すことができない)ので、相手のことばかりを話すことになり、さらに「つまらない人」と思われてしまう傾向があります。

何かと忙しくしている人の方が魅力的に見えてくるものなのです。

言うのは簡単、やるのは難しい

何かやりたいことを言うのは簡単ですが、それを皆を集める形にして実現するには、極めて難易度が高い作業になります。かなりの実力がないと、行動計画を作成することができませんし、参加する側もその実行力をきちんと理解して参加する必要があります。

適当にイベントを開催するのであれば、それほど難しいことではありません。問題になるのは、日程、アクセス、かかる費用、人数調整など全てをバランス良く考えるのが難しいのです。本当に言うのは簡単ですが、実際に実現できる人は少ないのが現実です。

すぐに信用してもらえない

サークル運営でも「すぐに信用を勝ち取る」ことは難しいと言えるでしょう。やはり、それなりの時間、1年、2年をかけてサークルメンバーの帰属意識を高めて貰ったり、様々な活動を通じて信用を勝ち取って貰う必要があります。

暇人の女性は、誰かに振り回して貰うことを好みます。結果、サークルが暇人の会になると、会話がつまらないものになっていきます。暇人になっていくと、どんどんダサい方向に突き進んでいくことになります。来る人が垢抜けない感じの人ばかりで格好がダサい人ばかりになったり、話がつまらなくなったりするものです。相手につまらない話をして飽きさせてしまうことになります。

社会人になると、女性はある程度のオシャレさんが多くて会話もできる社交的な女性が多いです。その一方、男性は社交的でもなければ、会話していて面白みがない、ダサい男性が多く集まる傾向があります。

主催リーダー不在の問題

登山サークルにとって、イベント主催することが最も大変です。登山の経験が豊富で、年齢が高い人がそれを引き受けるべきと考えました。メンバーには、若年層の人数を増やして活性化させる必要があります。

暇人を寄せ付けない工夫

暇人を寄せ付けない工夫をするには、きちんとした計画を事前に立てて、それを伝えることです。「サークル自体がしっかりしている」という雰囲気を伝えることで、信用を得ることができるようになります。

日程を上手に調整する

社会人になると、仕事優先の生活になるので、日程の調整が大切になります。事前に数ヶ月先の日程を決めて、それに向けて取り組んでいく姿勢があれば、きちんとサークルを維持することができるようになるでしょう。