トヨタC-HRをレンタルして試乗してみました。このC-HRデザイン外観がスポーツタイプのようで独特だと思っていたのですが、試乗して「だめだこれは」と思いました。あらゆる面で乗り心地が悪くて、普段使いに全く向いていないのです。

2016年12月に発売されたコンパクトSUVですが、最近はあまり売れていないようで、その理由が良く分かりました。発売された当初である2017年頃には、トヨタの宣伝もあって好スタートの売り上げでSUV1位にも輝き、2018年も売れていたにもかかわらず、2019年以降に失速。2017年2月の1万2985台を売り上げたC-HRが2020年2月は3912台に低迷していくことになります。

僅か2年ほどしか売り上げを保てませんで、人気は低迷していくことになります。やはり、マニア受けする仕様であり、大衆向けではなかったようです。それに伴って中古価格も下落しています。2020年以降になると、新しく発売されたコンパクトSUV「ライズ」が人気になっていくことになります。

何だか運転席が狭いだけではなくて、後ろの座席も狭いし、おまけに窓が小さいので「後方確認がしづらい」という致命的な欠陥があります。運転を安全にしたい人にとって、この車は選ぶ理由がありません。安全性に問題があると思うと、周囲を注意しなければいけないと思って意識をしないといけないので、乗っているだけで疲れ果ててしまいます。ただ、この車は「車好きな人」が買うことを想定しているのですが、そんな車好きの層がどれだけいるんでしょうね。私は、この後ろが見えづらい安全性の懸念から、この車に乗るのは1回限りにしたいと思っています。特に気になるのは、高速道路で速度を上げて合流する時ですね。

C-HRの良さは、1ℓ30kmという燃費の良さであり、静かで快適に乗れるというのがウリらしいのですが、座席が狭くて窮屈な感じばかりして、とても快適とは言いがたいものでした。

C-HR と ライズの違い

トヨタで発売しているコンパクトSUVでは、2019年11月にライズが発売されました。C-HRに比べて、ライズは車高が高くなっています。コンパクトながらも、C-HRよりも車内が広く見えるのです。